TOP - 研修医・学生のみなさま - 各専門分野紹介 - 生殖・内分泌班 山本由理

生命の誕生に寄り添う、
責任とやりがいのある分野 生殖・内分泌班 山本由理

生殖・内分泌領域では、不妊症・不育症・内分泌異常などの診療を行っています。
生命の誕生に関わることができる分野であり、大きな責任を伴う一方で、非常にやりがいを感じられる領域です。妊娠は、子どもを望む患者さんにとって人生の大きな節目であり、その過程に医療者として関われることに大きな喜びを感じています。
この分野では日々新しい検査や治療法が開発されており、10年で診療内容が大きく変化することも珍しくありません。近年では着床前診断など高度生殖医療も広がり、繊細な技術に加えて倫理的配慮も求められるようになっています。そうした中で、常に新しい知識を学びながら、患者さん一人ひとりにより良い医療を提供できるよう努めています。
また、産婦人科では内科的視点から外科的治療まで幅広く学び、実践できることも大きな魅力です。近年は合併症を有する不妊症患者さんも増えており、他科と連携しながら治療を進める機会が増えています。さらに、器質的疾患に対しては手術を含めた外科的治療を行うなど、総合的な医療を提供しています。
さらに当院はがん診療連携拠点病院でもあり、若年がん患者さんに対する妊孕性温存医療にも力を入れています。がん治療開始前に胚・卵子・精子の凍結保存を行い、将来の妊娠・出産の可能性を守ることも、重要な役割の一つであると考えています。
このように生殖・内分泌領域は幅広い分野であることより、医師のみならず胚培養士や不妊カウンセラー、看護師など多職種が協力しながら診療をおこなっています。現在では、約9人に1人が生殖補助医療によって誕生しているとされており、本分野の重要性は今後ますます高まっていくと考えられます。今後も、より良い医療を提供できるよう努めてまいります。