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岩佐教授・専門医に聞く

<第5回> 知りたい癌治療 【子宮体癌】(回答:西村正人先生)

② どのような場合にリンパ節郭清を行いますか?

当院では筋層浸潤1/2未満、類内膜癌Grade1の場合、腫瘍径の大きさに関わらず、リンパ節郭清を省略しています。筋層浸潤1/2未満、類内膜癌Grade2の場合は骨盤リンパ節郭清のみを施行、筋層浸潤1/2以上や悪性度の高い類内膜癌Grade3や漿液性癌、明細部癌の場合は骨盤リンパ節に加えて傍大動脈リンパ節郭清も行うようにしています。全ての症例にリンパ節郭清をしてきて、リンパ節転移が低く比較的安全に省略できる症例が抽出され、再発が低い事を確認して今があるということです。今後さらにリンパ節郭清が省略できる基準が拡大されるかもしれません。

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