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関連病院先輩医師からのメッセージ

2022年更新

吉野川医療センターでの産婦人科臨床研修について

吉野川医療センター 副院長 松崎利也

当院は徳島県徳島大学医学部から西18km、吉野川市鴨島町にあり、人口10万人の東部2医療圏を担う中核医療施設です。1947年に麻植協同病院として設立され、70数年の歴史があり、2015年5月には吉野川遊園地跡地に新築移転したのを機に、吉野川医療センターに改称しています。二次救急指定病院として急性期診療を主体とするとともに、この地域唯一の基幹病院として、全領域でスタンダードな診療を行っています。また、卒後の医師臨床研修制度における基幹型および連携型臨床研修病院となっています。

産婦人科常勤医師は、松崎(副院長)、三谷(診療部長)、佐藤(部長)の3名です。在籍医師の専門は、生殖医療専門医、内分泌代謝専門医、周産期専門医、産科婦人科内視鏡学会技術認定医、がん治療認定医機構がん治療認定医、東洋医学会漢方専門医など、産婦人科診療のすべての要素を備えており、産婦人科診療の研修に穴がありません。

松崎は元徳島大学准教授で、大学病院での臨床指導歴は長く、大学病院と共通の診療指針で当院の診療を主宰しています。また、ハーバード大学医学部、マサチューセッツ総合病院での研究歴があり、研究論文指導の経験も豊富です。がん手術、膣式手術、腹腔鏡手術など、手術指導が可能です。三谷、佐藤は、大阪府立母子保健総合医療センターでの勤務歴があり、高度な周産期診療を行うことができ、さらに、腹腔鏡、がん診療、漢方診療などにも、高い専門性を持っています。

2021年の分娩数は197件、手術が191件(婦人科手術158件、全麻手術134件)です。婦人科の臨床症例は年々増加しています。手術の内容は、腹腔鏡、膣式、悪性疾患、産科手術など多彩です。良性疾患による子宮摘出は、腹腔鏡下子宮全摘術か膣式子宮全摘術にて行なっています。当院では、腹腔鏡手術のトレーニングに加え、膣式子宮全摘の技術の伝承も重視しています。不妊・月経異常外来を設置している点も当院の特色で、一般不妊治療やホルモン療法について、多数例の診療を行っています。

徳島大学病院の連携施設として日本産科婦人科学会の専攻医の研修施設になっており、日本産科婦人科内視鏡手術学会の技術認定施設にも申請予定です。症例数が豊富で、専功医を4人目の常勤医として受け入れることが可能です。また、産婦人科を進路の候補に挙げているのなら、当院での卒後臨床研修もご検討ください。

関係各科との連携も良好で、コメディカルも協力的ですので、とても働きやすい環境です。時間外労働も厚生労働省の示す基準の範囲内であり、休暇を十分に取得できるように配慮するなど、労働環境も良好です。

医師の職業として、産婦人科は他の診療科にはない魅力にあふれています。当科は産婦人科の診療を全方位において高いレベルで行い、かつ、働きやすい病院です。いつでも見学にお越しください。

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