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教室紹介

令和2年8月1日付けで、苛原稔先生の後任として第9代教授を拝命した岩佐武と申します。本教室の歴史は古く、その開講は昭和18年にまでさかのぼります。その後現在に至るまで発展を続け、四国はもとより、全国各地で活躍する産婦人科医を多数輩出してきました。このような伝統ある教室を主宰する機会をいただけたことを光栄に思うとともに、その重責を強く感じております。

私は平成14年に徳島大学を卒業し、徳島大学および関連施設で研鑽を積んでまいりました。臨床面では産婦人科の基本診療を身につけるともに、現在専門としている生殖医療を修得することができました。また、学術的興味と大学に所属する者としての使命感から、一貫して研究活動を続けており、平成23年には米国に研究留学する機会にも恵まれました。今振り返れば、先輩・同輩・後輩からの温かいご指導とご支援があったからこそ、多くの経験を積むことができたのだと思います。このような機会を与えられた身として、今後教室のさらなる発展に尽力することが私に与えられた使命だと強く感じております。

これまでの伝統を引き継ぐ者の一人として、また、本教室を率いる立場として、私は「人が育つ教室」の構築を最大の目標に掲げたいと思います。「人が育つ教室」を実現することは、教室員のやる気をより一層向上させ、最終的には疾患に苦しむ患者様を救うことにつながると確信しております。なお、この「人」には私を含むあらゆる年代・立場の教室員が含まれます。「人が育つ」ためには、第一に診療・教育・研究体制の充実が必要となります。また、それぞれの課題について明確な達成目標を持ち、その成果を判定することが重要と考えます。最も大切なことは、教室員全員がこれらの価値観を共有し、統一された意思を持つことだと思います。現在、徳島大学および関連施設には優れた医師が多数所属しており、教室員全体で人を育てようという気運が高まっています。「人が育つ教室」を作ることが言葉で言うほど簡単でないことは重々承知していますが、多くの方々の協力を仰ぎなら、必ず実現させるつもりでいます。本教室に集う若手医師の方々に希望することは、苦楽をともにする中で、我々といっしょに成長を遂げていただきたいということです。

最後になりますが、今後より一層の努力をいたしますので、引き続き皆様方のご協力、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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