災害時に命を守る
災害時に赤ちゃんとママを守るためには、一人一人が自ら取り組む『自助』が重要です。そのために、災害に備え、家の安全対策をし、災害時の身の安全の守り方を知っておくことが大切です。また、地域や身近にいる人同士が 助け合って取り組む『共助』が大切です。災害が起こったときのために、家族との連絡方法を話し合っておくことや、日ごろから近所の人と交流をしておくことも大切です。
支援を求めましょう
妊娠中や産後のママ、乳幼児は、災害時に特別な支援が必要な『要配慮者』となります。しかし、支援が必要な人の存在が分からなければ助けることができません。避難所では「妊婦である」と責任(担当)者に申し出て支援を求めてください。マタニティマークも有用です。
マタニティマーク
防災ノートの使い方
書き込みやチェックをして、災害への備えをしていきましょう。
母子健康手帳と共通診療ノート(防災ノートを含む)を常に携帯しましょう。
災害時の家族との連絡方法・集合場所を決めておこう
赤ちゃんとママのための非常用物品
避難所には、個々の乳幼児や妊産婦に合わせた備蓄品は整っていません。使い慣れたものを、すぐ持ち出せるようにしておきましょう。普段から非常用物品を持ち歩く、車に載せておくなどすると、外出時に被災しても役立ちます。
- 避難用品:両手が空くようリュックに。重量オーバーにならないように。
- ◆貴重品
- □現金(公衆電話のために小銭を含める)
- □預金通帳
- □印鑑
- □健康保険証
- ◆非常食・飲料水
- □食料品
- □飲料水
- □ビタミン剤
- ◆医療品
- □常備薬
- □お薬手帳
- □絆創膏
- ◆生活用品
- □ヘルメット
- □ホイッスル
- □携帯トイレ
- □懐中電灯
- □乾電池
- □ウェットティッシュ
- □筆記用具
- □ビニール袋(大・中・小)
- □ラップ
- □雨具
- □軍手
- □マスク
- □タオル
- ◆その他
- □ラジオ
- □携帯電話
- □充電器
- □身体を保温できるもの(おくるみ、カイロ、保温シートなど)
- ★妊産婦の方
- □母子健康手帳
- □共通診療ノート
- □生理用品・ビデ
- □清浄綿
- □分娩準備品
- □新生児用品
- ★乳幼児がいる方
- □離乳食
- □ミルクセット
- □スプーン
- □紙コップ
- □抱っこ紐
- □授乳用ケープ
- □紙おむつ
- □おしりふき
- □おもちゃ
- □子ども用の薬
- □乳幼児医療受給者証
- 非常用備蓄品
-
水や食料は1人3日分以上、できれば1週間分を備蓄しましょう。
衣類、下着、簡易トイレ、カセットコンロなど
災害発生時の対応
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☆洪水や土砂崩れ
自然災害に対しては、自らの判断で避難行動をとることが原則です。市町村から発令される避難情報も確認して、早めに避難をしましょう。
| 避難情報 |
とるべき行動 |
| 早期注意情報(気象庁) |
災害への心構えを高めましょう |
| 大雨・洪水・高潮注意報(気象庁) |
避難に備え、ハザードマップ等により、自らの避難行動を確認しましょう。 |
| 高齢者等避難 |
避難に時間を要する人 (ご高齢の方、障がいのある方、乳幼児 等)とその支援者は避難をしましょう。その他の人は、避難の準備を整えましょう。 |
| 避難指示 |
速やかに危険な場所から避難場所へ避難しましょう。 |
| 緊急安全確保 |
命が危険ですので、直ちに身の安全を確保しましょう。 |
注)必ずしも、この順番で発令されるとは限らないので、ご注意ください。
発災前・発災時
できるだけ安全な場所に移動し、赤ちゃんと自分を守る姿勢をとって揺れがおさまるのを待ちましょう。
幼児は頭をかばうように抱きかかえてあげましょう。
揺れが収まった後
- 1.割れたガラスや食器等で足をけがしないようように、靴かスリッパをはきます。
- 2.家の中にいる家族の安否や、被害状況を確認。
- 3.ラジオ等で正しい情報を得ながら、避難バッグ等を出し、必要があれば避難準備を。
- ※ヘルメットがない場合には、バッグ等を使い、図上からの落下物から頭を守るようにします。
妊娠中・後期
おなかで足下が見えず小さな段差等に気が付かないこともあります。必ず誰かと一緒に避難しましょう。
乳児
抱っこ紐等を使って乳児を抱っこして避難します。ベビーカーは道が塞がれていたりすると荷物になる場合も。
幼児
子ども用リュックの中に、パーソナルカードを入れておきましょう。必ず靴を履かせましょう。長靴は水が入ると危険です。
参考出典:「赤ちゃんとママを守る防災ノート」
災害発生後
妊婦さんに知っておいて欲しいこと
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☆妊婦が注意すべき症状
- ●冷え: 妊娠中は冷えるとお腹が張りやすくなります。できるだけ温かくしましょう。
- ●深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群): 長時間座った姿勢などでいると、血行不良になります。妊婦は血栓ができやすいため、ときどき身体を動かし、水分を十分とって予防しましょう。また、トイレは我慢しないようにしましょう。
- ●妊娠高血圧症候群: 災害時の食事は塩分が高いこともあり、塩分をとり過ぎると血圧が高くなることがあります。目がチカチカする、耳鳴り、頭痛、吐き気などの症状があれば、受診できるよう手配してもらってください。
- ●切迫流早産: お腹が頻繁に張る、下腹部痛、出血、破水などの症状は切迫流早産の兆候です。受診できるよう手配してもらってください。
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☆お産が始まった兆候
出産が予定日よりも早まることがあります。規則的な痛みを伴うお腹の張り、粘りのある出血、破水があるときは、直ちに助けを求め、お産が可能な病院等で診てもらいましょう。
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☆もし自宅や避難所など医療機関以外で産まれそうになったら
- ●お産を手伝ってくれる人 (医療関係者、出産経験のある女性など)を呼びます。
- ●陣痛が始まったら、焦らずに横になれる場所を見つけて、慌てずにゆっくりと呼吸しましょう。落ち着くほど安全にお産を終えることができます。
- ●赤ちゃんが生まれたら素早く顔を拭き、呼吸を確認しましょう。呼吸をしていない時は、赤ちゃんの足や背中をさすって刺激をしましょう。
- ●乾いたタオルで赤ちゃんの身体を拭きます。 赤ちゃんをお母さんの胸に抱いて保温しましょう。
- ●胎盤が出てきたらビニール袋に入れておきます。へその緒の処置は、清潔にする必要があるのでそのままにして、救急隊など医療関係者に依頼しましょう。
- ●お母さんは出産後、ナプキン(紙おむつ)をあてて、2時間程度安静にしましょう。
産後のケア
産後は、不眠や食欲低下、疲れから気分が落ち込んだり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。災害時は、さらにこれらの症状が起こりやすくなります。
- ●我慢せずに、話せる人に気持ちを聞いてもらいましょう。
- ●家族にでも言えないことがあるかもしれません。かかりつけ医や助産師、保健師に相談をしましょう。
- ●からだを適度に動かすこと、眠ること、食べることを大事にしましょう。
乳幼児のケア
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☆母乳について
- ●精神的なショックで母乳量が少なくなることがありますが、 飲ませ続けることで、また出るようになります。
- ●ミルクを補充する場合でも、まず最初に母乳を与えてください。
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☆ミルクについて
- ●カセットコンロがあれば、ミルク用のお湯が準備できます。
- ●哺乳瓶がない場合や、消毒ができない時は、清潔な紙コップで与えましょう。赤ちゃんをタテ抱きにして、下唇にコップをあて、上唇がミルクに触れるようにします。ミルクを注ぎ込んではいけません。
硬水は消化不良を起こしやすいので、軟水を用意します。
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☆離乳食について
- ●ベビーフードがない場合、袋にご飯を入れ、お湯(水)と一緒にして潰してあげるとよいでしょう。濃い味付けのものは避けてください。
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☆子どもの反応とそのケア
- ●乳児では、発熱や下痢、哺乳力の低下、夜泣きなどが起こることがあります。抱っこするなどスキンシップをとりながら様子をみます。
- ●幼児では、赤ちゃん返りや夜尿、怒りやすい、泣きやすい、食欲の低下、津波ごっこ、震災ごっこ等、心配な反応が現れることがあります。子どもを一人にせず、声掛けやスキンシップを保ちながら、遊びを取り入れ安心感、安全感を高めていきます。
緊急時の問い合わせ先:かかりつけ医に連絡が取れないとき
| 地域 |
施設名 |
住所 |
電話 |
| 東部 |
徳島大学病院 |
徳島市蔵本町2-50-1 |
088-631-3111 |
| 徳島県立中央病院 |
徳島市蔵本町1-10-3 |
088-631-7151 |
| 徳島市民病院 |
徳島市北常三島町2-34 |
088-622-5121 |
| 徳島県鳴門病院 |
鳴門市撫養町黒崎字小谷32 |
088-683-0011 |
| 吉野川医療センター |
吉野川市鴨島町知恵島字西知恵島120 |
0883-26-2222 |
| 南部 |
徳島赤十字病院 |
小松島市小松島町字井利ノ口103 |
0885-32-2555 |
| 阿南医療センター |
阿南市宝田町川原6-1 |
0884-44-3131 |
| 西部 |
つるぎ町立半田病院 |
つるぎ町半田字中薮234-1 |
0883-64-3145 |
あなたの地域の災害時の被害予測を知ろう。
ハザードマップを確認しましょう。
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◇南海トラフ巨大地震被害想定では
震 度 :
液状化 : 有 ・ 無
津波浸水: m
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◇中央構造線活断層(直下型地震)
震 度 :
液状化 : 有 ・ 無
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◇土砂災害警戒区域 (区域内・区域外)
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◇洪水浸水想定区域 (浸水の深さ: m)
あなたの地域の避難所等を事前に確認しておきましょう
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◇避難場所:
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◇避難所 :
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◇医療救護所(被災状況等により必要に応じて設置されます):
相談の窓口
正しい情報を集めましょう